SMW-Air工法

SMW-Air工法は、気泡(水あるいはセメント系懸濁液と配管内で混合する)を吐出しながら地盤の貫入掘削を行い、引抜き時に改良材(消泡剤を添加したセメント系懸濁液)を添加・撹拌して改良杭を造成する柱列式ソイルセメント連続壁工法です。

1.2 工法の特長

  1. 余剰汚泥量が大幅に低減:従来工法の余剰汚泥量の40~60%程度に抑制できる。
  2. 改良材の使用量が低減:気泡添加により、少量の加水で流動性を確保できるため、注入するセメント系懸濁液のW/Cを低減できる(施工実績では、W/C=100~150%)。従来工法と同等の目標強度であれば、単位セメント量を従来工法に対して、20~30%程度低減できる。
  3. 溝壁安定性が高い:注入した気泡が溝壁地盤中に浸透することで、不飽和領域を形成する。ベントナイト泥水の泥膜形成時間よりも、不飽和領域形成時間の方が早いため、従来工法よりも短時間で溝壁の安定を確保できる。特に、砂礫層において効果が大きい。
  4. 改良杭品質の均質性が向上:気泡による流動性向上により、セメント系懸濁液と地盤とを均質に混合・撹拌できる。その結果、造成した改良杭の品質のばらつきが少ない。
  5. 周辺環境への負荷低減:余剰汚泥処分量が減るため、搬出車両の運行回数も減少し、それに伴う騒音振動が低減できる。また、単位セメント量の低減および余剰汚泥量低減による運搬車両通行量の減少により、CO2排出量を削減できる。
  6. コスト低減:単位セメント量および排泥量低減により、従来工法に比べてコストダウンが可能である。